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Android ソフト開発: Wi-Fi デバッグ
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- Daisuke Kobayashi
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Android 3.1 から USB Host API 機能というのが追加されており Android 端末が Host として電源を給電したり,外部機器を操作したりすることができます.
最近この機能を使って,会社の装置を操作してみようと試みてたのですが当初デバッグの仕方が不明でした.
そもそも Android 端末には Micro USB の端子が普通 1 つしかついていません.通常 Android 端末の実機デバッグは PC と Android 端末を接続して行うのですが,この時点で端子を占有してしまい,別の USB 機器と接続することができません.
これを解決するため?に Android 3.1 からは Wi-Fi デバッグという機能があります.これは Wi-Fi 経由で PC と Android 端末を接続しデバッグするというもの,Android の SDK に付属する adb を使って下記のように設定します.
前提として,PC と Android 端末が同一の Wi-Fi LAN 上に存在する必要があります.また adb へのパスが通っている必要があります.
Step.
PC と Android 端末を USB ケーブルで接続しターミナルから
adb connect 192.168.1.101:5555 (Android 端末の IP を指定)
USB ケーブルを外し,PC の IDE 上から通常通りデバッグ (Intellij の場合デバッグ時の対象デバイスのとこに端末の IP が表示されてました)
上記設定で,PC と Android 端末間はケーブルを繋がずデバッグができるので Android 端末と外部機器を接続してデバッグすることが可能になります.
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